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日本通運/上海外高橋保税物流園区で2005年1月に営業開始

2004年10月28日/未分類

日本通運(株)は、中国・上海外高橋保税物流園区(WBLP)への進出をことし4月に決定し、関連手続きを進めていたが、関係当局から必要な許可等の取得を全て完了した。

許可を取得したのは、上海外高橋保税区に本社を置く「日通国際物流(上海)有限公司(社長:富田耕一)」で、同園区第2期工事地区に「保税物流園区支店」を設立、同地区の開業に合わせた来年1月に当初12名の人員を配置し、倉庫(5,711m2)を利用して営業を開始する。

上海外高橋保税物流園区は中国初の試行的な物流エリアで、従来の保税区や輸出加工区とは異なった運用により通関の簡素化が図られ、製品あるいは部材を同園区に搬入した段階で輸出と見なされることから、搬入と同時に増値税の還付が可能となる。

現状では、海外から輸入した部材を中国国内の1次加工工場から2次加工工場に移動する際に増値税が発生するため、1次加工した部材を香港などに便宜的に輸出後再輸入するなどの手法が使われている。

これに対して、今回同社が進出する上海外高橋保税物流園区を利用することで、増値税還付手続きが直ちに可能となり、香港との便宜的輸出入も解消されるなど、コストの削減・手続きの簡素化・リードタイムの短縮といった幅広い面で、加工貿易型メーカーを中心に利便性が向上する。

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