（株）ミスミは、平成17年3月期中間決算短信の中長期的な経営戦略と課題で、同社グループの既存事業においてはABC(Activity Based Costing)分析手法の導入により、商品戦略と顧客別戦略の再構築を図っていくとしている。
また、事業プラットフォームの強化策として受注・物流・配送に至るまでのコンピュータシステムの強化や個々の顧客の情報をより多く取り入れたCRMの構築を図り、きめ細やかなマーケティング戦略を展開することでこれまで以上に高い顧客満足を実現していくという。
グローバル展開の強化として、それぞれの国毎に持つ独自の強さを膨らませ、グローバル戦略と各国毎のローカル戦略を組み合わせた展開を図る計画で、商品調達拠点としても市場としても可能性の大きい中国に注力し、中国上海市において国内で実績のある協力メーカーの生産拠点の開設をサポートすると共に、中国国内の生産・物流のハブ機能を担う「QCTセンター」を設立した。
