三和倉庫（株）の平成17年3月期中間決算短信（連結）の経営成績は下記のとおり。
倉庫業界は、荷主企業は物流コストの低減から、在庫圧縮などの動きを加速し、貨物の入庫高・保管残高数量とも低水準で推移し、厳しい状況が続いた。
このような状況のもと、同社グループは積極的な営業活動を行うとともに、業務の効率化や原価の低減に努めた。
その結果、営業収益は2,862百万円（前年同期比3.8％増）、営業利益181百万円（前年同期比16.8％増）、経常利益179百万円（前年同期比21.2％増）、中間純利益96百万円（前年同期比32.4％増）となった。
セグメント別の概況
物流事業
倉庫業は保管残高・数量とも化学工業品が減少したことにより減収となったが、運送業は、運送取扱数量が増加したことにより増収となった。また、作業も、輸出入貨物の取扱いと場内作業が増加したことにより増収となった。
この結果、物流事業の営業収益は2,659百万円（前年同期比4.1％増）となった。
その他の事業（省略）
通期の見通し
今後のわが国経済は、引き続き景気回復基調が持続するものと思われるが、米国・アジアの景気減速懸念や原油価格の高騰など不安要因を抱え、依然として厳しい状況が続くものと予測される。
このような状況下、グループの業績は、営業収益5,650百万円(前期比2.8％増)、営業利益370百万円（前期比17.6％増）、経常利益370百万円（前期比24.0％増）、当期純利益190百万円（前期比27.5％増）を予想している。
