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名港海運/平成17年3月期中間決算短信(連結)

2004年11月24日/未分類

名港海運(株)の平成17年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

同社グループが営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は、自動車産業と関連企業の堅調な荷動きにより輸出入貨物の取扱が増加となった。

輸出貨物は自動車と自動車部品を始め、一般機械、電気機器が増加となり、輸入貨物でも、金属と同製品や繊維製品等が増加となった。

同社グループは、こ積極的な営業活動を展開するとともに、倉庫の集約を始め、情報機器を活用したシステム運用の強化を図る等、物流の効率化及びコスト削減に努め、顧客のニーズに対応した。

取扱は、主力の港湾運送部門を始め、上屋倉庫保管・陸上運送・航空貨物運送・検数及び手数料・梱包作業の各部門では増加となった。

一方、内航運送部門を始め、土地建物賃貸・その他の部門は減少となり、当中間連結会計期間の連結売上高は、265億92百万円と前年同期と比べ18億43百万円(7.4%)の増収となった。

経常利益は、18億97百万円と前年同期と比べ6億00百万円(46.3%)の増益。中間純利益は、9億31百万円と前年同期と比べ2億86百万円(44.3%)の増益。

セグメント別の概況
港湾運送部門は、船内作業においてはコンテナ船のターミナル関連作業が増加となったが、自動車船と在来船作業は前期並で推移した。

沿岸荷役は、堅調に推移する輸出入貨物の取扱に係る作業が増加した。

陸上運送部門は、国内景気の低迷による影響を受け、一般消費財や雑貨の輸送が減少したが、好調を続ける輸出貨物や、中国、アジア地域からの輸入貨物のコンテナ輸送が増加となった。

内航海上運送部門は、主力の鋼材輸送や自動車輸送は増加となったが、中部新空港の土砂の輸送や、度重なる台風の日本上陸による影響を受け、一般消費財の雑貨等が減少した。

航空貨物運送部門は、輸入貨物の電気製品を始め輸出貨物では、中国向工作機械や、東南アジア向自動車部品等の取扱が増加となった。

この結果、売上高は235億36百万円と前年同期と比べ18億46百万円(8.5%)の増収、営業利益は15億40百万円と前年同期と比べ6億11百万円(65.8%)の増益となった。

倉庫・賃貸事業当部門の保管貨物は、輸出貨物のうち自動車部品を始め、電機製品、窯業製品、機械類が増加、また、輸入貨物では家電製品、雑貨、アルミインゴット等の取扱が増加となったが、輸出貨物の陶磁器、輸入貨物の繊維類、化学品等が減少となった。

この結果、売上高は30億55百万円と前年同期と比べ3百万円(△0.1%)の減収、営業利益は1億14百万円と前年同期と比べ24百万円(26.8%)の増益となった。

通期の見通し
引続き米国経済の景気回復が見込まれるなか、欧州、アジア経済も回復基調が鮮明となっており、好調が続く中国経済も外需を背景に順調に推移するものと予想される。

また、わが国経済は、個人消費、雇用環境に明るさが見られるなか、設備投資は増加しているが、依然、デフレ状態にあり、加えて原油価格の上昇による影響等、景気はなお予断を許さない状況にある。

当業界も、貨物の伸び悩みや物流の合理化、コスト削減、更なる競争の激化等、厳しい状況が予想される。

同社グループは、この様な厳しい経済環境のもとで、顧客のニーズに適応した物流システムの構築を推進し、業務の効率化と諸経費の削減を進め、営業収益の確保に努め、業績の向上に全力を尽くす。

平成17年3月期(平成16年度)の業績予想は、次のとおり。
連結業績予想
売上高530億00百万円(前期比3.8%増)
経常利益37億00百万円(前期比9.0%増)
当期純利益18億20百万円(前期比12.0%増)

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