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エスラインギフ/平成17年3月期中間決算短信(連結)

2004年11月28日/未分類

(株)エスラインギフの平成17年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

輸送業界は、物量の伸びはあったものの、運賃単価が回復せず、運送収入では伸び悩みが続く中で、原油価格の異常な高騰が続き、トラックの主要燃料である軽油価格が大幅に上昇し、さらには既存車両へのスピードリミッターの装着、NOX・PM法の本格適用に備えた中部、関西での車両更新、継続的な時間短縮など、コストアップ要因が目白押しで厳しい環境下にあった。

同社グループは『お客様が一番』の価値観を共有し、地域に密着した輸送およびその関連業務の取り込みに向け、積極的に提案営業を展開し荷主獲得と新規業務の獲得に努めた。

本体を主力とした、特別積合せ事業は、前連結会計年度より進めている空港関係の輸出入小口貨物の拡大、ディスカウントストアの納品業務の拡大を中心に、輸送物量の確保に力を注いだ

、グループ各社は、得意としている物流加工業務や薬品・食品のルート配送など専門輸送の分野で、新規業務の獲得に力を注いた。

大垣支店の改築、岐阜県東濃地区初の支店となる中津川支店の建設に着手し(完成は共に10月)、岐阜県内の拠点網の整備や、作業効率化に向けた輸送ルートの見直し、早期作業終了への取組み、環境、安全対応に向けた車両点検の一層の徹底と教育など、サービスエリアの拡大、コスト削減、安全、環境対策などに取組んだ。

この結果、当中間連結会計期間における営業収益は176億9百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は2億6百万円(前年同期比772.8%増)、経常利益は2億52百万円(前年同期比315.6%増)、中間純利益につきましては1億24百万円(前年同期比29%減)となった。

通期の見通し
原油価格の高騰が、直接的に燃料価格のアップとして業界に悪影響を与えるだけでなく、世界の景気に与えるマイナス影響が懸念され、景気回復の不透明感から輸送物量・運賃単価への悪影響など、厳しい情勢下におかれるものと予測される。

輸送業界は、環境面からの車両規制問題、それに伴う車両価格の高騰など、数々のコストアップ要因を内包しており、これらの費用の運賃転嫁が進まない限り、ますます厳しい対応をせまられる状況にある。

同社グループは『スピード、サービス、セーフティー』の輸送の3原則をモットーに、輸送と、輸送周辺領域の分野で新しい時代にあった輸送サービスの提供に取組んでいく。

小口の輸送は、荷主の物流形態に適した柔軟な積み合わせシステムを開発し、より荷主に密着した輸送商品を提供していく。

グループ各社は、機動性と独自性を活かし、大型家電量販店の保管・配送業務や設置作業、食品、薬品スーパー向け専門輸送など、より荷主さんに密着した物流サービスの提供と商品開発に取組み、業績の向上と企業基盤の充実強化する。

通期の連結業績は、営業収益358億円(前年同期比3.8%増)、経常利益8億70百万円(前年同期比12.3%増)、当期純利益4億25百万円(前年同期比18.4%減)を予想している。

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