（株）日立製作所は、中国でのミドルウェア事業強化に向け、北京の中関村ソフトウエアパーク内に、ソフトウェア拠点となる「日立ソフトウェアテクノロジーセンター(中国名：日立高科技開放実験室)」を開設した。
今回の「日立ソフトウェアテクノロジーセンター」の開設は、ミドルウェアを中核とした中国向けのシステム開発や、中国のソフトウェア技術者育成支援などの拠点とするためのもので、日立信息系統(上海)有限公司が本センターの運用を行う。
「日立ソフトウェアテクノロジーセンター」では、各種ソフトウェアの検証と、中国のニーズに即したシステム開発を支援、中国国内ベンダーが提供するERPパッケージなどのソフトウェアと、日立の高信頼なミドルウェアとを組み合わせてシステム開発を行う際の、機能・性能などの事前検証や評価を行う。
また、現地ITベンダーのほか、中国に進出する日本企業と日本に進出する中国企業のシステム開発に対し、本センタを拠点とした支援を行い、中国で実績のあるソフトウェアを適用し、現地のニーズに即した高信頼なシステムの開発を支援できる。
また、ソフトウェア技術者、システム管理者の育成支援を行い、パートナー企業や大学などとの連携で、中国国内向けの新規ミドルウェア販売や新規ソリューション開発などを行い、今後2年間で10件のパートナーとの協業締結を目指す。
