DHLは、延べ8万2800平方フィート（82万8000㎡）の「サンノゼ・エクスプレス・ロジスティクスセンター」を米加州サンノゼに新たに稼動させた。主にパーツ類の在庫管理と集配送の効率化を狙ったもの。
同センターの建設はDHLがことし2月に発表した18カ月間の投資計画の一環。ハイテク関連企業が群居するシリコンバレーにほど近い場所に位置。DHLがロサンゼルスとサンフランシスコに持つ、アジア太平洋地域を中心とする国際宅配業務のゲートウェイとの接続の点でも便利な場所にある。
DHLは、パーツ類の物流拠点である「戦略的パーツセンター」も同地域で展開しており、ハイテク機器などの交換パーツを受注から2-4時間で供給できる体制になっている。DHLのロジスティクスセンターとパーツセンターは電子情報で接続されており、年中無休、24時間体制で需要に対応できるという。
ロジスティクスセンターでは、貨物の仕分け、在庫管理、集配送、混載といったあらゆる物流業務が行われている。DHLは現在、こうしたセンターを世界15カ所に持ち、うち5カ所が米国内にある。戦略的パーツセンターは400カ所以上あり、うち138カ所が米国内、43カ所がカナダ国内、41カ所がラテンアメリカにある。
