新日本製鐵(株)と(株)中山製鋼所は、棒線圧延を行う製造会社を共同出資により設立し、具体的な連携施策推進に向け、新日鉄による中山製鋼の株式の取得について合意した。
新日鉄と中山製鋼は、双方の棒線事業の競争力強化を目的に、共同出資(新日鉄60%、中山製鋼40%)の新会社を設立し、新会社は、中山製鋼から棒線圧延設備を購入し、新日鉄および中山製鋼各々から圧延業務を受託する、製造会社となる。
これにより、新日鉄は、西日本地区における納期・デリバリー面等の対応力の向上が図られ、中山製鋼は、圧延設備の稼働率向上等を図ることが可能となる。
新日鉄は中山製鋼株式を中山製鋼の関連会社から取得し、出資比率を現行の1.3%から5%とする。
新日鉄と中山製鋼とは、これまで、鋼片とコークスの取引、鋼材生産の受委託、関連会社間の事業統合等の連携策を進めてきたが、今回の棒線圧延新会社設立・共同運営化も合わせ、今後とも連携施策を更に深化し、双方でメリットを享受していくために、株式の追加取得が有効であると判断した。
新会社の概要
会社名:未定
本店所在地:未定
代表者:未定
設立未定(平成17年度の早い時期を予定)
資本金4億9000万円(予定)
出資比率新日本製鐵(株):60%、(株)中山製鋼所:40%
受託生産規模55千㌧/月程度
従業員数0人(操業等は中山製鋼所に業務委託)