独立行政法人港湾空港技術研究所は1月17日、神戸国際会議場501号室で「津波防災国際ワークショップin神戸2005」開催を開催する。
ワークショップでは、津波やそれによる被害を推定するための数値計算や模型実験、統合的な防災・減災対策に関する世界の最新の研究が発表され、津波から人命及び財産の損失を軽減させるためのこれからの津波防災・減災技術を議論する。
なお、本ワークショップの議論は、1月18日の「これからの津波防災に関する国際シンポジウム」（本紙反対面参照）に引き継がれ、議論が深められる。
■開催概要
主催：独立行政法人港湾空港技術研究所
日時：2005年1月17日（月）9:00～17:30（受付開始8:30）
場所：神戸国際会議場501号室
英－日の同時通訳あり
会議参加無料
1月7日（金）までに申し込み。
■プログラム
基調講演：
高山知司博士（京都大学防災研究所教授）“これからの津波防災技術（仮題）”
講演者と内容：
MichaelBriggs博士（米国陸軍技術開発研究センター海岸水理研究所)“海岸水理研究所の津波研究”
藤間功司博士（防衛大学校教授）“分散波理論の数値計算”
今村文彦博士（東北大学教授、大学院災害制御研究センター長）“リアルタイム津波情報と被害評価”
LauraKong博士（国際津波情報センター長）“太平洋におけるリスク軽減イニシアチブ”
越村俊一博士（人と防災未来センター専任研究員）“水門・陸閘の閉鎖と津波被害抑止”
永井紀彦博士（港湾空港技術研究所海象情報研究室長)“津波観測システム”
下迫健一郎氏（港湾空港技術研究所耐波研究室長）“大規模模型実験水路による津波力実験”
富田孝史博士（港湾空港技術研究所高潮津波研究室長）“3次元数値モデルの津波への適用”
AhmetYalciner博士(トルコミドルイースト工科大学助教授）“東地中海における津波とその防災”
HarryYeh博士（米国オレゴン州立大学教授）“津波遡上域における最大流速と運動量流束”
SolomonYim博士（米国オレゴン州立大学教授）“弾性体の津波挙動に関する数値モデル”
連絡先：独立行政法人港湾空港技術研究所
高潮津波研究室富田孝史
電話046-844-5052
FAX046-844-1274
http://www.kcva.or.jp/kcc/icck/Email.nagashima@pari.go.jp
詳細は下記アドレスを参照。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/10/100104/02.pdf
