三井住友海上火災保険（株）は1月14日、インターネットを用いた24時間365日利用可能な物流診断システム（u―LOCS）を開発し、専用HPにて提供（無料）を開始した。
新サービスは、国内物流企業を対象としたもので、業務実態に関する64の質問に回答することにより、企業の安全対策の五段階評価と不備項目に対する具体的な対策が直ちに表示される。
サービスの利用により、競争激化・環境対策などで厳しさを増す運送業界において、コスト削減に直結する輸送品質の改善・向上を図ることが可能になる。
1．「国内物流リスク診断サービス（u-LOCS）」の特徴
国内物流企業を対象としたものであり、インターネットにアクセスし、業務実態に関する質問に回答頂くことにより、その場で診断結果を得ることができ、質問は8分野各8項目（計64問）で、輸送品質を正品輸送の観点から5段階で定性評価し、結果を直ちに提示する。
＜評価対象＞
（1）施設の管理と補修（2）荷役機器の管理と補修（3）緩衝材の活用（4）貨物の積卸し作業
（5）貨物の仮置き作業（6）貨物の取り扱い-パレットもの（7）貨物の取り扱い-バラもの
（8）輸送品質管理と危機管理
＜評価結果＞
全分野及び各分野の診断結果を五段階評価し、不備事項に対してはコストを掛けずに実施できる対策等を表示。
2．「国内物流リスク診断サービス（u-LOCS）」の効果
国内物流企業の輸送品質を正品輸送の観点からインターネット上で診断するもので、診断の結果「できていない」または「不徹底」と回答した内容については具体的な対策案が掲載されるため、各社とも輸送品質向上のために役立てることができる。また、過去に同サービスを実施した企業の平均評価も表示されるので自社の輸送品質水準の参考とすることも可能。
詳細は下記アドレスを参照。「国内物流リスク診断サービス（u-LOCS）」
https://www.anzenet.com/u_locs/index.html
