大宝運輸（株）の平成17年3月期第3四半期財務・業績の概況（非連結）の主な内容は下記のとおり。
同社が地盤とする愛知県は、万博開催や中部国際空港の開港、好調の自動車産業に支えられ、全国でも注目される好況の県と言われている。
その中にあり、同社の主要な取扱品は一般の食品や日用品を基盤とし、安定的ではあるものの出荷量の伸びは鈍く、販売単価も低く抑えられ、それに沿って物流に関わる支出もより低く抑える動きが継続して推移している。
その中で同社の努力として、根底に人間性を重視し、かつ科学的な人事管理を調和させた物流センターの運営力を認めていただくことができ、冷蔵倉庫等の増設や顧客先の物流センター運営を受託し、若干の売上を伸ばすと同時に予算に沿った管理や運営を行ない、昨年落ち込んだ利益も何とか反転させるところになった。
現在、物流業界は環境問題への対応や、安全管理に関するコスト増、軽油等の急騰などに加え、地方の好況と少子化の影響を受け、労働集約産業にとって厳しい条件である人員不足の問題をかかえておりますが、既存の社員の育成にさらに努力を注ぎ、また地域からの信頼を大切にすることで採用の促進を図り、より顧客より信頼をいただける物流企業として努力する。
