遠州トラック（株）の平成17年3月期第3四半期財務・業績の概況（連結）の経営成績は下記のとおり。
当第3四半期におけるわが国経済は、上期の景気回復基調から円高の影響により若干失速し、年末の繁忙期も特別な動きもなく閉塞状態にあった。
物流業界においても貨物取扱量は減少傾向にあり、引き続き運賃も軟調であった。
こうした状況の中、同社グループでは物流商品創出に向け、成熟した荷主主導の販売支援の川下物流から工場内および調達の川上物流に物流市場を求め、荷主に積極的な合理化提案を推進した。
さらに、流通センター運営、物流加工業務と販売チャネルを広げ、高付加価値物流での高収益体質を目指し取り組んだ。
一方、経営体質の強化を図るべく、静岡県西部地区に集中する経営資源を最大限有効活用するとともに、設備投資の抑制、不採算部門の徹底的見直しを行い、効率経営を追求した。
また、連結子会社である（株）藤友物流サービスで立ち上げた新規荷主も軌道に乗せることができた。
この結果、連結営業収益は116億23百万円（前年同期比6.7％増）。利益面は上記の改善により、連結営業利益は8億90百万円、連結経常利益は8億25百万円、連結四半期純利益は4億94百万円。
