日本電気硝子(株)は、韓国における液晶ディスプレイ(以下:LCD)用板ガラス加工事業について、LGフィリップスLCD(株)(以下:LPL社)と合弁契約を締結した。
ことし1月に韓国に設立した「坡州(パジュ)電気硝子株式会社」(設立時資本金10億ウォン)の新株6.6億ウォンをLPL社に発行し、LPL社が資本参加する。
出資比率は同社60%、LPL社40%で、坡州電気硝子は、本年中に資本金を360億ウォンまで増資する予定。
坡州電気硝子は、韓国における第7世代を中心とする大型TFT-LCD用板ガラス需要の拡大に対応する新たな供給拠点として設立したもので、日本電気硝子の国内工場から供給するガラス原板を加工、現地市場への供給を計画している。
合弁契約により、LPL社はTFT-LCD用板ガラスの安定的な調達体制の構築を同社は同製品の安定的な供給先の確保と同事業についての投資リスクの分散を図るもの。
坡州電気硝子株式会社の概要
社名:坡州電気硝子株式会社(Paju Electric Glass Co.,Ltd.)
代表者:安藤雅章(代表理事)
所在地:大韓民国京畿道坡州市
設立2005年1月3日
事業内容:TFT-LCD用板ガラスの加工、販売
出資比率:日本電気硝子60%、LPL社40%
投資金額:約35億円
投資内容:LCD用板ガラス加工工場(加工設備1ライン)
操業開始時期2006年1月(予定)
事業規模生産能力:年産300万㎡
売上金額2006年度:約300億円
従業員数当初:約100人(予定)