第一屋製パン（株）の平成16年12月期決算短信（連結）の主な内容。
中長期的な経営戦略及び対処すべき課題
販売費及び一般管理費の圧縮
グループの安定的な黒字体質の構築を目指し、間接コストの削減にも引き続き全力で取組む。人件費は、グループ各社を含め各部門間の人員の流動化を積極的に行い、効率性を追求する。また、営業経費のうちのボリュームの大きな物流経費も、他社との共同配送を今迄以上に推進し、効率化による物流コストの圧縮に努めると共に、業務範囲の拡大を目指しグループ外業務への取組みも積極的に進める。
生産の効率化と品質向上
生産ライン毎の採算性を重視し、アイテムの削減等により生産効率を高めると共に、設備の改善・改良を進めて更なる品質の向上に努める。
経営成績
物流面は、他社との共同配送を推進し、物流コストの圧縮に努めた。
生産面は、品質向上投資に重点をおき、金町工場の食パンラインに加え、小平工場のバターロールライン･ペストリーラインの設備の改良を進めると共に、金町工場にミニクロワッサン製造ラインを新設し、生産性能力増強とラインの省力化に努めた。
物流子会社の（株）ファースト・ロジスティックスは、新たな運賃収入増により好転した。
次期の見通し
生産面は、ライン毎の採算性を重視し、生産効率を高めるためアイテムの削減を行う等により生産性のアップを目指しす。また、販売費及び一般管理費の圧縮を更に推進し、経費率の改善に努め収益体質の一層の強化を図る。
中でもボリュームの大きな物流経費は、他社との共同配送等を今迄以上に推進し、物流コストの圧縮に努めてる。また、新組織「米飯・デリカ事業部」をフル稼働させ、米飯・デリカ部門の業績の回復を図っていく。
