LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

エクセル/2004年業績、税前利益15%増、一株当り利益18%増

2005年03月10日/未分類

エクセル plcは、、2004年通期(12月末決算)の収支決算報告を発表した。

エクセルグループ全体の業績
2004年、エクセルは買収効果を除いた総売上、税前経常利益及び一株あたり利益において、米ドル安と言う不利な要因があったにも関わらず、力強い成長を遂げした。また、8月に行われたチベット&ブリテンの買収は、エクセルの世界的基盤の展開において重要な一歩となった。

コントラクト・ロジスティクス事業における買収効果を除く総売上は8.9%増となり、自動車産業とヘルスケア産業において好業績を収めた。これは継続的にビジネスを拡大できたことと、主要なお客様との関係を深められたことによるもの。利幅は2.8%に減少したが(2003年:3.3%)、トレードチームの低業績と、チベット&ブリテンとのビジネス融合が限定的なものにとどまったことが主因となっている。

フレート・マネジメント事業は航空、海上の双方において高成長を収め、買収効果を除いた成長率で総売上は16.1%、営業利益では21.6%の高い伸びを示した。

営業利益の下半期成長率は34.1%の高い伸びを見せ(上半期:6.5%)、買収効果を除いた総売上成長率である17.9%を越える結果となった。

利幅も2.4%と、小幅ながら対前年比で増となっている(2003年:2.3%)。

アジア・パシフィック地域は、スペース不足により利幅の圧縮が見られたが、過去最高の売上成長率を記録した。欧州は下半期、好業績を記録し、利益成長率は過去最大となる業績を収めた。アメリカ大陸地域では新規に任命されたマネジメントチームが下半期も継続的に経費削減を進め、僅かではあるが収益を生んだ。

国際航空貨物輸送全体の総トン数は18%と高い伸びを見せたが、海上貨物輸送では更に高い26%という売上成長を記録した。

グループの環境関連企業である、コーリー・エンバイロメンタルのパフォーマンスもビジネス全般において高い成長を見せ、これまでと同様に好業績をあげた。

エクセルグループのキャッシュフローは非常に良好で、チベット&ブリテンの買収があったにも関わらず、好調なバランスシートを維持しつつ2004年を終えることができた。

コントラクト・ロジスティクス
アジア・パシフィック地域のコントラクト・ロジスティクスビジネスは、比較的小規模ベースから2004年に急拡大を遂げ、売上は£246m (2003年: £101m)と144%の増加となった。

ただし、この増加の大部分は、2004年6月の富士通ロジスティクスの買収によるもので、富士通ロジスティクスの売上は、エクセルのアジアにおけるコントラクト・ロジスティクスの規模の2倍にのぼる。

買収効果を除いても、売上成長は年間27%に達っした。3%の利益率は昨年の2.8%を上回り、営業利益は2003年の£2.8mから£7.3mに上昇し、買収効果を除いても営業利益は32.1%増加した。

エクセル・ロジスティクス(旧富士通ロジスティクス)は、エクセルに買収されてから7ヶ月が経過したが、その間好業績を収めた。エクセル・ロジスティクスを除くと、エクセルのアジア・パシフィック地域で最も大きいコントラクト・ロジスティクスでの成長率をあげた国は、オーストラリアとニュージーランドで、その売上は34%増、営業利益は微増となっている。

オーストラリアにおける好業績は、新規にシドニーで設けられた2つの施設とパースの1施設での好調な業績が大きく関わっている。

フレート・マネジメント
フレート・マネジメントの売上は、昨年比で26.4% 増加し £748m となった(2003年: £592m)。この増加は、買収によるものではない。航空貨物、海上貨物、そして、混載サービスを通して全て飛躍的な成長を遂げた。

フレート・マネジメントの利益率は、昨年の2003年の5.3%から4.5%と、0.8%低下した。

上半期に前年比で1.3%低下したが、下半期は0.4%低下と低下幅を縮小させた。

上半期が約0.7%も悪かった理由として、航空貨物の燃油サーチャージの導入が挙げられるす。下半期は、燃油サーチャージを売値に反映させることができ、利益率低下に歯止めをかけることができた。

年間を通し、もうひとつ利益率が圧縮した要因としては、航空貨物及び海上貨物の両市場でスペース不足となったところによる。エクセル及び市場の両面での取扱量の高成長が、こうした逼迫をもたらし、その結果費用が上昇し、その費用を売値にすぐ反映することができなかったことが背景にあります。営業利益は7.7%上昇し、£33.5m (2003: £31.1m)となった。

7.7%のうち2.6%は、Uniqueというフォワーダー(2004年に買収したチベット&ブリテンの関連会社)が寄与したもの。

2004年の航空貨物取扱重量は18%上昇し、地域全体にわたり需要の高まりを見せた。特にエクセル香港では、11月に月間最多の10,000トン輸出を達成し、中国発でもそれ以上の前年比増加を遂げた。向け地別でみると、アメリカが25%と最高の成長をみせ、アジア域内が23%、ヨーロッパ向けは14%の増加となった。

航空貨物と比べ小規模の海上貨物でも、航空貨物よりもさらに強い需要の伸びを見せ、昨年比で50%以上の成長を遂げた。海上貨物混載サービスは、27%の成長にとどまったが、これはヨーロッパ向けの混載サービスが開始し、塩田に加え新たに上海でのサービスが開始したことによる。

エクセルCEO ジョン・アラン氏のコメント
我々は2004年のエクセルのパフォーマンスに非常に満足している。買収効果を除いても好調な売上成長、力強い収益成長、そして素晴らしいキャッシュパフォーマンスを挙げることができた。下半期では買収効果を除く売上成長に更なる加速をかけたと同時に、チベット&ブリテンの統合において急速な進展を成し遂げた。

11月に開かれた株主総会で、我々はエクセルの戦略の方向性に変更はないが、今後より重要視していくのは、買収企業との統合、パフォーマンス、そして成長を通してお客様に「価値」を届けることであると説明した。

エクセルは成長市場で営業活動を展開しており、健全なキャッシュフローを強みに、短期及び中期における展望において強い自信を持っている。

そのため、取締役会に最終配当23%増加を提言することができた。これは経常収益の増加に伴い2004年の配当の成長率が18%に達したことによるもの。加えて、買収資金の減少予測を考慮し、取締役会は現在エクセルグループの長期必要資本の見直しを行っており、その結果は本年度株主総会にて発表されることとなっている。

その際、過剰資本は株主に返還される可能性が高いと見込まれます。下半期の良好なパフォーマンスを受け、エクセルは強い自信を持って、そして、本年度も力強い成長達成を期待して2005年に入った。

Exel plcについて
Exel plc(本社:英国、CEO:ジョン・アラン)は英国FT上場100社にランクされるサプライチェーン・マネジメントの世界的リーダーであり、顧客第一主義でソリューションを小売業、コンシューマー産業、ハイテク産業、自動車産業、ヘルスケア産業、石油化学産業及び重工業を含む幅広い産業に提供している。

エクセルの幅広いトータルサービス、付加価値サービス、専門的サービスに加えて、革新的サプライチェーン・ソリューション、優秀な人材及び幅広いネットワークは、フレート・マネジメント及びコントラクトロジスティクスといったあらゆるサービスを提供しています。これらはサプライチェーン・デザイン、コンサルティング業務、倉庫管理業務、配送業務、アフターサービス、ITサポートを含み、お客様が必要な時に必要な場所に必要な物のお届けを約束する。

2004年売上: 6,300百万ポンド(エクセル・ワールドワイド)
社員:111,000名超
事業所数: 世界135カ国を超える国々に2,000ヶ所
顧客:金融業者を除く株式を公開している大企業の75%以上
www.exel.com

エクセル・ジャパン株式会社
マーケティング
電話03-5762-2953(直通)

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース