トヨタ自動車(株)と(株)豊田自動織機の合弁会社は3月21日、ポーランド共和国にあるディーゼル・エンジン製造工場、トヨタ・モーター・インダストリーズ・ポーランド有限会社（Toyota Motor Industries Poland Sp.zo.o.以下：TMIP）は、新型の2.2リッターディーゼル・エンジンの生産を開始した。
TMIPはポーランド共和国の第4の都市ドルノシロンスケ県ブロツワフ市から約25km南東に位置するイェルチ・ラスコビツェ市に2002年10月に設立。生産が開始した新型エンジンは、英国のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・UK(Toyota Motor Manu facturing UK Ltd.以下：TMUK)で生産されるアベンシスに搭載される。
TMIPは年間18万基のディーゼルエンジンを生産する能力を持ち、総投資額は2億ユーロに上る。今後TMIPでは、欧州で生産されるカローラにもディーゼルエンジンを供給していく予定。従業員数は現在350名だが、2006年には900名に増員の予定。
TMIPの概要
所在地：ポーランド共和国イェルチ・ラスコビツェ市
会社名：Toyota Motor Industries Poland Sp.zo.o.（TMIP）
社長名：加勢田聡
出資比率：TMEM60％、豊田織機40％
生産品目：2.2リッターディーゼル・エンジン
生産能力：年間18万基
搭載車種：アベンシス（TMUK製）
敷地面積：約30万㎡
建屋面積約3万㎡
総投資額2億ユーロ（約280億円）
設立時期2002年10月
生産開始2005年3月
従業員数350名（2006年には900名まで増員の予定）
