伊藤忠丸紅鉄鋼（株）は、この度中国・浙江省嘉興市において新規鋼板加工センター（会社名：嘉興紅忠鋼板加工有限公司）を同社100％出資にて設立した。
上海市にて既に2社の鋼板加工センター事業に参画しているが、昨今は従来からの家電関連の需要家に加えて、自動車関連需要家の中国進出も加速している。
これに伴い、自動車向け高強度鋼板などを含めた高品質の鋼板需要が著しく増加していることから、新工場新設による加工能力の増強が不可欠と判断したもの。
浙江省嘉興市は、上海市・杭州市・蘇州市といった華東地区の大需要地から100km圏内に位置、高速道路で直結しており、近隣の港湾施設も整備されている。
更には、近い将来上海-杭州間リニアモーターカーが開通すれば、上海浦東空港から20分以内で行けるようになる等、物流・交通の要所として今後の大きな発展が期待されている地域。
新会社の概要
会社名：嘉興紅忠鋼板加工有限公司
（JIAXINGHONGZHONGSTEELPROCESSINGCO,LTD）
住所：浙江省嘉興市嘉興経済開発区崗山路
資本金：US$10百万（伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社100%）
設備概要：
大型精密スリッター（薄物対応）1基
大型精密スリッター（高張力鋼板・厚物対応）1基
ミニレベラー1基、他
加工能力：約14,000トン/月間
従業員：約80名
操業開始：2006年初
