東京急行電鉄（株）は、連結子会社である東急ロジスティック（株）の株式につき、（株）エスビーエスが実施する公開買付けへの応募により譲渡するが、譲渡の理由は下記のとおり。
東急ロジスティックは、首都圏を主たる営業エリアとして貨物運送事業を展開しており、2002年4月に同社の前身である相鉄運輸（株）が東急グループ運送2社の経営を統合して以降は、大手他社に対抗し得る配送網の確立に取り組んできた。
しかし、近年の運送業界は、競争激化による運賃下落や排ガス規制などによるコスト増加が進展し、事業環境は厳しさを増し、物流事業を主軸とした顧客へのトータルサポートの実現を目指すエスビーエスより同社株式の取得について提案があり、東急としても、今後、同社が業界のなかで勝ち残り、更なる成長、発展を目指していくためには、SBSグループに加わり、各種事業のノウハウや経営資源の相互補完を通じて営業力を強化していくことが最善であると判断したことから、エスビーエスが実施する公開買付けへの応募により、同社の株式を譲渡することとした。
今回の株式譲渡に伴い、平成18年3月期単独決算において子会社株式売却益として5,747百万円を特別利益に、連結決算において子会社株式売却損として1,221百万円を特別損失に、それぞれ計上する。
