山九(株)の上海現地法人である、上海経貿山九儲運有限公司の広州分公司が、中国民用航空総局より国際航空貨物販売代理免許(一級貨運代理免許)を取得した。
広東省広州は昨今自動車産業の集積地としての脚光を浴びており、昨年8月には中国最大規模の新空港が開港し、今後国際線航路の増加・増便が予定され、華南地区の一大ゲートウエイとなることが期待されている。
中国戦略の一つである航空貨物事業展開の一環として3年前に航空拠点を立ち上げた華東:上海に続き、日系企業の進出が目覚しい華南:広州の拠点化に一昨年から取組んだ。
既に一級貨運代理免許を取得している上海経貿山九儲運有限公司の広州分公司を昨年4月に設立・登記し、同6月に一級貨運代理免許の申請を行ない、ことし4月11日取得した。
今後は、広州空港における輸出入通関業務の自社対応に取組み、華南地区に進出している日系企業の日中間、三国間輸送貨物の取扱拡大を目指す。