（株）ニコンは、中国におけるデジタルカメラをはじめとする映像事業の本格拡大を図るため、全額出資の販売・サービスの子会社「尼康映像儀器銷售（しょうしゅう）（中国）有限公司」を設立、営業を開始した。
中国では、Nikon Imaging Chinaをはじめとする生産拠点で各種製品の生産を進め、販売は、香港の現地法人Nikon Hong Kong Ltd.を通じ中国向けのマーケティングや販売活動を行ってきた。また、中国内の各地に修理認定店をおき、技術指導を行いつつアフターサービス対応も実施してきた。
今後本格的な事業拡大を図るためには、より強固な販売とサービス体制の構築が必要と判断し、今回、ニコン全額出資の輸入卸売販売会社を設立することになったもの。
新会社は、デジタルカメラ等映像機器製品を直接輸入・販売することにより、売上げ拡大を図るとともに、市場に密着したマーケティングを強化し、さらに効果的な広告投資を行うことでブランドの浸透を目指す。また、アフターセールスサービス面では複数の認定店を拠点化、直営化することで技術面での強化を図る。
新会社概要
社名：尼康映像儀器銷售（しょうしゅう）（中国）有限公司
所在地：中国上海市西蔵中路268号来福士広場50楼01-04室
Rm01-04, 50th Floor, Raffles City, Xi Zang Middle Road 268, Shanghai 200001, China
資本金：1000万US$（約11億円 全額を株式会社ニコン出資）
代表者：董事長板倉 志郎（いたくら しろう）（兼Nikon Hong Kong Ltd.取締役社長）
董事総経理御給 伸好（ごきゅう のぶよし）
人員：当初約50名、1年後約120名
主な業務内容：中国における映像関連商品の仕入、輸入、卸販売及びアフターサービスに関する業務
営業開始日：2005年6月20日
売上高：初年度約100億円、3年後約330億円
