DHLは、アジアでの国際航空貨物のエクスプレス輸送の著しい成長に対応するため、香港－上海間の搭載力の拡大とともに、北京－香港間、上海－アメリカ間の夜間直行便を利用開始し、輸送力の強化した。
DHLは6月、以前はドラゴンエアのA300B4で週5便運航していた香港－上海便を、キャセイパシフィック航空との合弁会社であるエアホンコンのエアバスA300-600F機での輸送に変更した。
新しい貨物機の導入によって積載能力は従来からほぼ35％増加した。アジア間で航空輸送される貨物の急増に対応するため、この路線でサービスを開始した1年後の昨年6月に最初の搭載力増加を行っており、今回が2回目となる。
アジア太平洋地区のエア・ネットワークの強化に努め、4月には北京-香港間および、上海をアメリカのハブであるシンシナティ、ロサンゼルスにつなぐ上海-アンカレジ間の夜間直行便を利用開始し、アメリカ向け貨物においては集荷時刻の延長や、従来よりも配達日数が1日短縮されるといった一層のメリットをお客様に提供できるようになった。
また、日本と北京間の輸送を行う場合でも、貨物は香港を経由するため、北京-香港間のスピード化は、日本－北京間の輸送の迅速化にもつながる。
また、上海－アメリカでの夜間直行便就航については、華東地区で生産した製品をよりスピーディにアメリカへ直送し在庫回転率を最適化するというニーズをもつ日本の顧客にとってもより一層便利なものとなる。
DHLは中国で約20年間ビジネスを展開しており、シノトランス社との合弁会社である、DHLシノトランスはエクスプレス輸送市場で40%のシェアを占めているうえ現在、マーケットリーダーとしての地位をさらに強化するため、5年間で2億7300万米ドルをかけての投資プログラムを実行中。
DHLのアジア・エア・ネットワークでは、20機以上の飛行機がアジア太平洋地区の主要27都市と香港にあるセントラル・アジア・ハブを結んでいる。
最近では今年3月に中部国際空港-香港間の週4便の夜間便も利用開始するなど、ネットワークの強化を続けています。DHLはこのネットワークにより、お客様から集荷した貨物を海外の主要都市に翌日に配達するエクスプレス輸送サービスを提供する。
