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パスコ/中国のロジスティックス分野で独自サービス展開

2005年08月31日/未分類

(株)パスコは、中国子会社のパスコチャイナ(PCC)による中国カーナビ地図データを活用したGISソリューションサービスの一環として、中国進出企業向けに拠点分析、配送計画、動態管理などロジスティックス分野でのトータル的なコンサルティングサービスを開始する。

中国GIS市場は、2004年にカーナビ市販や携帯地図配信がスタートし、2005年度末にはデジタル中国政策の推進により全土デジタル地図整備(縮尺1/25,000~1/50,000)が予定されている。

このようなカーナビデータの整備と合わせGISに必要なデジタル空間情報基盤が整いつつあり、全国レベルから市街地レベルまでのきめの細かい様々なGISソリューションサービスの提供が可能な環境となった。

一方、中国では「地図は国防上の機密情報であり重要施設等の機密を保持する」という考え方から、中国国外への持ち出し禁止、国家が定める有資格者のみが地図編集を扱える、など、中国市場へ進出しようとする日系企業のみならず中国国内企業にとっても中国デジタル地図の入手をはじめ、業務の効率化、配送・保守サービスの向上を目指したシステム構築の大きな課題となっていた。

パスコは、長年蓄積してきた中国国内における実績と業務提携等によるネットワークを活用して、中国国内と日本本社を結ぶGISによるロジスティックスソリューションのサービスを提供開始する。

日本本社にはパスコが商談、契約窓口となり、また、中国国内の現地法人へはPCCが窓口となり現地事情、企業戦略等のニーズを把握・分析したきめ細かい総合的なサービスを提供する。

■ロジスティクスソリューションサービス
中国国内における日常業務支援と、日本国内における戦略立案、管理系システムから構成され、双方独立したシステムとして運用し、移動体の位置情報(GPS情報)のみ共有する。

また、中国法を遵守し中国側と日本側で使用するベース地図は共有せずに、それぞれ目的に合った地図データを使用することにより、これまで日本本社では帳票による現地法人の事業活動を把握するといった方法から脱却した画期的なサービスを提供する。

中国の現地法人では道路ネットワーク情報を含む詳細カーナビ用地図データを使用し的確な日常業務のサービス性の向上を図り、日本本社では、パスコが独自に日本で作成する概要版大縮尺地図データを使用し、現地法人の事業活動を把握することが可能となり、迅速な経営戦略を実行できる。

モジュールは、戦略系・計画系・実行系からなり、相互に連携したロジスティクスソリューションにより配送業務に関するお客様の課題を解決し、トータルでサポートする。

【戦略系】
①配送エリアの適正化による顧客サービス向上
②拠点の統廃合による配送コストの低減
【計画系】
①配車作業の負荷軽減
②輸配送効率の向上による配送コストの低減
③定時定配の実現
【実行系】
①お客様対応の迅速化による顧客サービス向上
②ドライバーの作業指示円滑化による業務効率向上

問合せ先
(株)パスコ
カスタマーセンター
TEL0120-494-800

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