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中部国際空港/ボーイング787機体構造体のシー・アンド・エアー輸送合意

2005年08月31日/未分類

中部国際空港(株)は、世界の航空機産業に貢献すると考えられる機体構造体等の超大型貨物を、日本の臨海工場地帯から海外の組立工場に輸送することが可能な輸送道路について覚書に関係者が調印した。この輸送道路の最初の貨物は、三菱重工業(株)、川崎重工業(株)と富士重工業(株)(以下:3重工)並びに(財)日本航空機開発協会が、ボーイング社に出荷するボーイング787機体構造体で、中部国際空港から空輸することについて、関係者間で調整を進めていたもの。覚書の骨子①中部国際空港は、愛知県の管理する空港島の公共ふ頭と空港南側エプロンを結ぶ輸送道路を空港施設として整備する。 ②愛知県企業庁は、この輸送道路整備に必要な空港島地域開発用地内の土地を中部国際空港に賃貸する。 ③3重工は、機体構造体を空輸するに当たってこの輸送道路を使用し、(財)日本航空機開発協会を通じて中部国際空港に輸送道路使用料を支払う。 機体構造体は、3重工それぞれの製造工場から空港島の公共ふ頭まで海上輸送され、超大型貨物等の輸送道路を使用し空港南側エプロンまで陸上輸送され、空港南側エプロンからボーイング社により航空輸送される。この機体構造体輸送は、海上輸送と航空輸送の特徴を有効に組み合わせた効率的・効果的な国際物流、いわゆる「シー・アンド・エアー(Sea & Air)輸送」のあり方の一つで、この輸送道路の整備により、セントレアを利用した機体構造体以外の超大型貨物等の空輸も可能になる。

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