エクセルは、英ブリストルで行っている道路環境改善のための混載事業について、参加小売業者が50社になったと発表した。
混載事業は、エクセルとブリストル市議会(Bristol City Council)が昨年、地元の道路渋滞や大気汚染を緩和することを目的に合同事業としてスタート。小売商品のトラック輸送の拠点として混載センターをオープンさせて、とりわけ地元の大規模商業施設であるブロードミード・ショッピング・センターへの輸送効率化に取り組んでいる。
混載事業への参加小売業者は2社からスタートしたが、その後順調に参加企業を増やしてきた。事業は2006年まで継続する予定。ブロードミード自体、4割拡張する計画があり、さらなる効率化が急がれているという。
混載事業の内容は、エクセルが英ヒースロー空港で行ってきた方式を踏襲。納入されたいくつかの貨物をセンターで一つにまとめて、ブロードミードに一括配送している。
これまで参加した小売業者はタイラック(Tie Rack)、ラッシュ(Lush)などで、50社目となったのは英国を拠点とする調味料などの販売業者ジュリアン・グレイブス(Julian Graves)。
混載化によって、ブリストル発着のローリートラック往来数は66%減少。キロ数にすると2万7600キロに及ぶという。(翻訳)