経済産業省は、平成17年上期(1~6月)に全国で製造業、電気業、ガス業、熱供給業のための工場、事業場を建設に取得した1,000㎡以上の用地を対象に、工場立地の動向について調査し、取りまとめた。
平成17年上期の工場立地件数は687件(前年同期比82件増加、増減率13 6%増)、立地面積は891ha(前年同期比で262ha増加、増減率41.8%増)で、件数、面積ともに前年同期比で5期連続の増加となった。
地域別の立地件数では、立地件数の多い順に関東内陸114件(構成比16.6%)、東海95件(同13.8%)、南東北71件(同10.3%)、関東臨海65件(同9.5%)となり、これらの地域で全国の立地件数の過半数を占めた。
また、北海道、南東北、四国を除く11の地域ブロックで、立地件数が前年同期比増加となった。
業種別の立地件数では、立地件数の多い順に一般機械113件(構成比16.4%)、食料品87件(同12.7%)、輸送用機械73件(同10.6%)、金属製品67件(同9.8%)。
前年同期比で増加数の多かった業種は、増加件数の多い順に輸送用機械28件(45件→73件)、金属製品22件(45件→67件)、一般機械16件(97件→113件)となっており、これらの業種の件数増加が、今期の立地件数の増加に大きく寄与している。
回収件数:700件、回収率:95.1%