経済産業省は11月20日、2006年度に実施した電子(IC)タグの活用による「流通・物流の効率化」実証実験の結果を取りまとめた。実験では、ソースタギング(製品の流通段階でタグを取り付けること)を前提として、サプライチェーン全体での電子タグのメリット定量化を目的に、7事業を実施した。
取りまとめたのはEPCグローバルの国際物流部会と協働した事業と、業界別に実施した6事業で、同省では「実証実験を行った業界では今後、業界・企業による実用化に向けた取り組みを期待している」としており、国としての予算措置を伴う関与は今回のとりまとめで役割を終え、今後は企業による電子タグの実用化を促す考え。
7事業は次の通り。
EPCglobal-TLS IAG Pilot
平成18年度流通システム標準化事業(データキャリアの国際標準化事業)
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g71120a01j.pdf
家電業界
平成18年度流通・物流効率化システム開発調査
電子タグを活用した家電業界における物流・金流の高度情報活用実証実験
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g71120a02j.pdf
コンビニ業界
平成18年度流通・物流効率化システム開発調査
コンビニエンスストアにおけるソースタギングを起点とした電子タグ活用に関する実証実験
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g71120a03j.pdf
出版業界
平成18年度流通・物流効率化システム開発調査
電子タグを活用した大量流通・責任販売制における流通の効率化実証実験
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g71120a04j.pdf
総合スーパー(消費財)業界
平成18年度流通・物流効率化システム開発調査
消費財流通高度化のための電子タグ実証実験事業
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g71120a05j.pdf
百貨店業界
平成18年度流通・物流効率化システム開発調査
百貨店業界における電子タグ活用拡大実証実験
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g71120a06j.pdf
アパレル業界
平成18年度流通・物流効率化システム開発調査
日中間におけるアパレル国際物流における企業間サプライチェーン実証実験
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g71120a07j.pdf