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ライブドア/セシールと業務資本提携

2005年10月23日/未分類

(株)ライブドアと(株)ライブドアマーケティングは、(株)セシールと「資本・業務提携契約書」を締結した。

セシールは、女性を中心とした約1,500万人の優良な登録顧客、商品の企画・生産・販売・配送・決済のフルフィルメント機能、カタログ通販のノウハウ、長年培われた物流オペレーション等の強みを持っている。

インターネット経由での受注も拡大している中で、国内有数のポータルサイト「livedoor」を運営するライブドアと、インターネット広告やコールセンター、セールスプロモーションなどインターネット領域に限らない多様なマーケティングノウハウを有するライブドアマーケティングとの業務提携により、既存事業における業務効率の向上、インターネット通販の強化、金融サービスやコンテンツサービスなど会員向けサービスの拡充が実現し、集客力の向上、会員満足度の向上、そして収益性の向上が期待でき、新たな企業価値の創造が可能になるものと考えている。

一方、ライブドアはポータルサイト事業、ファイナンス事業に経営資源を集中し、事業拡大を進めており、ポータルサイト「livedoor」内の「livedoorデパート」をはじめとする物販事業の強化を進める中、今回のセシールとの業務提携により、取扱商品が大幅に増加しユーザーの利便性が向上すると共に、ライブドアが提供する金融サービス及びコンテンツサービスなどをセシールユーザーに提供することで、従来の「livedoor」の主要顧客層とは異なる新たな顧客層の取り込みが可能になり、急速に増加し、「livedoor」のユーザー数、閲覧数の伸びを更に加速させることができると考えている。

また、ライブドアマーケティングは、インターネット広告事業およびマーケティングサービス事業に加え、それらのマーケティングノウハウを活用し自社コマース事業を展開しており、今回のセシールとの業務提携により、セシールの有する通信販売事業の運営ノウハウ、会員プラットホーム、各種リソースが活用でき、効率的な自社コマース事業の運営が可能になる。

また、インターネット広告事業、マーケティングサービス事業においても約1,500万人をプラットホームとした新たなインターネット広告メディア及びリアル広告メディアを共同構築する事で、新たな収益性の高い広告・マーケティングサービスの構築が期待できると考えている。

業務提携の内容
セシールをライブドアマーケティングの子会社とすることにより下記のシナジーを追求し、セシール及びライブドアグループ双方の企業価値向上を目指す。
①情報の相互発信、相互送客によるセシール及びライブドアグループの会員数の拡大
②商品・サービス及びコンテンツの相互供給によるセシール及びライブドアグループの会員サービスの拡充
③ライブドアマーケティングによるセシールへの情報通信技術及びインターネットマーケティングのノウハウ提供による業務効率の向上
④セシールによるライブドアマーケティング及びライブドアグループへの通信販売・物流ノウハウ提供による業務効率の向上
⑤ライブドアマーケティングによるセシールの有する約1,500万人の会員を活用した新たなインターネット広告メディア及びリアル広告メディアの開発・運営

ライブドアマーケティングはセシールの発行済み株式の50.1%以上の取得を目指し、子会社化する予定。、今後ライブドアとライブドアマーケティングよりセシールに取締役6名(うち代表権を有する取締役1名)を派遣する。

本資本提携等の内容
1.ライブドアマーケティングが、(有)アジア物産の出資持分の100%を取得する。アジア物産は現在セシールの筆頭株主(25.73%)であり、セシールの株式を保有する資産管理会社。ライブドアマーケティングによるアジア物産の出資持分の取得価格は103.82億円(出資持分(全99,900口)の一口当たりの取得価格は103,920円にて算出)。

2.ライブドアマーケティングは、公開買付において、セシールの普通株式9,833,800株以上を買付ける予定です。但し、公開買付に応募された株数の総数が9,833,800株に満たなかった場合、当公開買付は成立しないものとし、上記の出資持分買付及び下記の新株予約権引受も中止する。

今後の見通し
(1)ライブドアマーケティングセシールはライブドアマーケティングの連結対象会社になる見込みでありますが、業績への影響は平成18年1月以降となりますので、平成17年12月期に関する影響は軽微であります。
(2)ライブドア本件買収に伴い、ライブドアが運営するポータルサイト「livedoor」で展開する「livedoorデパート」の商品流通総額は大幅な拡大が見込まれますが、平成18年9月期の業績予想に関しましては現在策定中であり、詳細が固まり次第適宜知らせる。

セシールの取締役会は、公開買付者が本公開買付けにより株式を取得し、公開買付者との資本関係が強化されることは、公開買付者、ライブドアとの間で双方の企業価値向上を目的として締結した資本・業務提携契約に沿うものであり、(1)ビジネスの一層のIT化、インターネットによるマーケティングの向上、及び物流ノウハウにおけるシナジー獲得等、メディアからファイナンス分野まで多様な企業を抱えるライブドアグループとの緊密な連携を通じて通信販売ビジネスの飛躍が期待されること、(2)本日締結した資本・業務提携契約に基づく公開買付者による新株予約権の引受けは、当社の資本増強に大きく寄与すること、及び(3)本公開買付けの条件が相当であると判断されることから、賛同を表明している。

公開買付の概要
(1)買付けを行う株券等の種類普通株式
(2)公開買付期間平成17年10月24日(月)から平成17年11月15日(火)まで(23日間)
(3)買付価格1株につき1,000円
(4)買付価格の算定の基礎ライブドアマーケティングのフィナンシャルアドバイザー(日興シティグループ証券株式会社)によるセシールの企業価値(DCF分析)、株価の推移、類似公開企業比較分析等を総合的に勘案して決定いたしました。なお、当該価格は、セシール株式の株式会社東京証券取引所における平成17年10月20日までの過去3ヶ月間の株価終値の平均940.8円に約6.3%のプレミアムを加えた金額となる。

(5)買付予定株式数上限なし、下限9,833,800株(セシールの発行済株式数の24.4%)
(6)公開買付による所有株式数の異動
買付け前所有株式数0株(所有比率0.0%)
買付け後所有株式数9,833,800株(所有比率24.4%)
(注1)買付け後の所有株式数は買付予定株式数9,833,800
株を買付けた場合の株式数です。
(注2)所有比率は、対象者の発行済株式数に対する割合です。
(7)公開買付開始公告日平成17年10月24日
(8)公開買付代理人日興シティグループ証券株式会社
(9)公開買付復代理人日興コーディアル証券株式会社
(10)買付に要する資金98.3億円
(11)決済日平成17年11月22日(火曜日)

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