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イトーキ/工場直結の高効率物流センター竣工

2005年11月17日/物流施設

(株)イトーキは11月15日、滋賀県近江八幡市の自社工場敷地内に建設した滋賀ロジスティクスセンターが竣工した。

新物流センターは、ことし6月の販売会社(株)イトーキと製造会社(株)イトーキクレビオの合併を機に、これまで製造・販売の個々の視点から独自に整えてきた物流体制の全体最適化を図る物流基盤再構築の一貫として建設したもの。

センターでは、自社製品の高速多段式ピッキング自動倉庫「システマ・ストリーマー」をはじめ、フォーク無線LAN、自動パレタイザーなど先進の物流施設と関連ソリューションの導入により、低コストオペレーションによるセンター運営を行う。

また、滋賀工場敷地内に建設した立地条件を活かした横持ち運賃の全廃と納期に連動させた入庫による在庫の大幅な削減を実現し、新物流センター稼動に伴う物流コスト削減効果を年間約5億円見込んでいる。

イトーキ滋賀ロジスティクスセンターは、滋賀工場製品の全国補給拠点として、また、SCMに基づくイトーキ物流ネットワークの西日本地区の物流基地として、リードタイムの短縮や品質の確保といったお客様の物流ロジスティクスニーズに対応していく。

イトーキ滋賀ロジスティクスセンター概要
所在地:滋賀県近江八幡市上田町72
敷地面積97,298㎡29,432坪
建築面積12,031㎡3,639坪
建築延床面積21,971㎡6,646坪
建物構造:鉄骨造地上2階建(99.7m×99.7m)
総工費約25億円
特長
センターオペレーションの効率化、SCMに必要な情報の共有化、スピーディなサービスと高品質の確保、物流コストの削減を実践。
①工場直結による製品供給リードタイムの短縮、横持ち運賃排除、荷傷みの回避。
②商品ラベルによる物と情報の一元化管理。
③高速多段式ピッキング自動倉庫、フォーク無線LAN、自動パレタイザーを活用した効率化運用。
④倉庫管理システムと配車システムの融合による荷役、輸配送の効率化。
⑤入庫から出庫への導線をワンウェイ化した大規模両面トラックバースによる物流の効率化。

主な庫内設備
・オートレーター4基
・エレベーター2基
・ドックレベラー2基
・キャビネット工場側製品搬送コンベア1基
・チェア工場側製品搬送コンベア1基
・SAS周辺コンベア1基
・高速多段式ピッキング自動倉庫SAS-P2基
・パレタイズ装置1基

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