キッコーマン（株）は、サッポロビール（株）へ焼酎事業等を譲渡する。
譲渡する事業は、焼酎（甲類、乙類）、合成清酒、リキュール類、スピリッツ類原料アルコール。譲渡対象には、対象事業の製造ノウハウ、現在使用している商品ブランドなどが含まれる。
譲渡対象となる製造拠点は、キッコーマン酒造工場尾島製造部（所在地：群馬県太田市世良田町）の敷地、建物、製造設備をサッポロビールへ譲渡する。譲渡対象となる尾島製造部の従業員は、サッポロビールに転籍する。
キッコーマンは、現在の経済環境の中において、更に躍進を図るべく、事業の選択と集中を進め、海外市場の深耕と開拓を図ると同時に、国内においては、しょうゆ関連調味料の育成のために経営資源を集中してきた。
また、新規事業領域として紀文グループとの業務･資本提携を進めるなど、積極的に事業の入れ替えを行った。今回、サッポロビールに焼酎事業等を譲渡する目的も、事業構造を変革し、より強固な経営基盤をつくる。
