（株）商船三井は、日本製紙（株）、住友商事（株）が共同で出資している植林会社ヴォルテラ社に資本参加を行うことに基本合意した。植林事業を通じて、森林資源の保全、および地球温暖化防止に努める。
2003年から、植林木を日本製紙の製紙原料（木材チップ）として輸出を開始しており、商船三井は、輸出開始当初から、コンセプシオン市の南に位置するコロネル港を積み出し港として、産出される木材チップの海上輸送にあたっている。
同社は、森林資源の保全と地球温暖化防止に寄与する植林事業への参画を長年検討し、持続可能な森林経営を実現する日本製紙の「トゥリーファーム構想」に賛同し、とりわけ海上輸送で繋がりの深いヴォルテラ社の株式を、日本製紙、住友商事両社から、2005年度中にそれぞれ5％ずつ取得することを決定した。
