佐川急便（株）は2006年3月21日、株式移転の手法により純粋持株会社（社名：SGホールディングス（株））を設立し、新たなグループ経営体制を構築する。
同社グループは、“すべての人々に『選ばれる』、佐川急便グループでありたい”を経営ビジョンとする中期経営プラン「真価創生3カ年計画」を2004年度からスタートし、更なる品質・サービスの向上に取り組むとともに、e-コレクトサービス事業を新設の佐川フィナンシャル（株）に営業譲渡、ギャラクシーエアラインズ（株）を設立して航空貨物輸送事業の準備に着手する一方、幹線路線子会社ならびに車輌関連子会社を統合するなど、グループ内事業の再編を実施し、総合力を最大限に発揮出来る体制の構築を行ってきた。
同時にグループ経営体制についても検討を重ねた結果、「経営戦略策定・管理機能」と「執行機能」を明確に分離した純粋持株会社体制に移行することで、経営のスピードを高め環境の変化へ革新的に対応し、さらには事業会社の評価、経営資源の有効配分など、コーポレートガバナンスを一層強化することが当社グループの真の企業価値を創生することにつながると判断した。
臨時株主総会（2006年2月上旬開催予定）での承認を前提に、2006年3月21日を期日として株式移転の手法により純粋持株会社を設立する。その結果、同社は持株会社の完全子会社となる。その後同社が保有する主要な子会社株式を持株会社に譲渡する。
持株会社の概要（予定）
商号：SGホールディングス（株）
事業内容：グループ経営戦略策定・管理並びにそれらに付帯する業務
本店所在地：京都府京都市南区上鳥羽角田町68番地
代表者：代表取締役社長栗和田榮一
資本金11,275百万円
決算期3月20日
