UPSは、北米の自動車レース組織NASCAR(National Association for Stock Car Auto Racing)
への協力活動して行っているマイノリティーのための奨学金制度「UPSレーシング・テクニカル・エッジ・スカラーシップ」について、今年の対象者5人を決定した。
対象者はいずれもヒスパニック系の米国人。奨学金の規模は計30万ドルで、米アリゾナ州の「NASCARテクニカル・インスティチュート」(NTI)に入学し、専門知識や技術を学ぶことになる。
UPSはここ数年、自動車レースの輸送関連業務の受注に力を入れており、奨学金制度もそうした背景から2002年に創設した。UPS幹部は「NASCARのレースではヒスパニック系の観客が増えている。このため、ヒスパニック系の技術者の奨学金志願者も同様に増えている」としている。(翻訳)