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DHL/中国における新たな戦略「Firstin China」発表

2006年04月27日/国際

DHLは、中国での新しい戦略「Firstin China」を発表した。

この戦略は中国市場に対するDHLの強い取り組み姿勢を表すもので、DHLは急成長を遂げている中国のエクスプレス輸送・ロジスティクス市場において、さらなる規模・機能の拡張のための投資を行う。

「Firstin China」のもと、DHLは2006年に中国でエクスプレス部門を担うDHLシノトランスの本社ビルを2,400万米ドルかけて建設するなど、様々な投資を行う。

DHLはこれまでもキャセイパシフィック航空との合弁会社であるエアホンコンに4億米ドル、香港のセントラル・アジア・ハブの建設・拡張に2億1,000万米ドル、また2003年から進めている中国でのインフラ強化に2億7,300万米ドルなど、近年グレーターチャイナに対し総額9億米ドルの投資を行っている。

また、DHLシノトランスは拠点を現在の56ヵ所から72ヵ所に増やし、中国の様々な地域での貨物の輸出入の円滑化や経済成長にさらに貢献します。「Firstin China」においてのネットワークやインフラ、人材の強化のための新しい戦略を実行することにより、DHLは中国でのマーケットリーダーとしての地位をさらに強化する。

DHLシノトランスはここ数年、平均40%の年間成長率を記録するなど、20年におよぶパートナーシップにおいて様々な成果をあげており、常に中国でのエクスプレス輸送およびロジスティクス市場におけるリーダーとしての地位を維持・強化してきた。

DHLシノトランスの新本社ビルは総床面積40,000㎡で、世界的な多国籍企業の集積地である北京経済産業開発地区に位置し、完成は2007年を予定しており、この最新施設によりDHLシノトランスの中国における地上・エアの両面における機能が大幅に強化する。

9階建てのビルの中には、2019年までに完成予定の1,000席を備えた約5,000㎡にもおよぶコールセンターや、広さ5,400㎡のエクスプレスロジスティクスセンター、IT技術を駆使して貨物輸送に関わる情報をリアルタイムでモニタリングする「クオリティーコントロールセンター(略称:QCC)」のほか、最新設備を備えた37部屋を有する研修センターも収容する。

DHLシノトランスは、中国におけるマーケットリーダーとして、エアエクスプレスサービスのネットワークと中国全土の主要都市に設置した拠点から成る最も広範囲におよぶネットワークを展開し、DHLシノトランスは4便のDHL専用直行便に加え、週500便以上の飛行機で国際航空貨物を輸送しており、DHLのアジアエアネットワークとグローバルネットワークのシームレスな連携している。

DHLは1980年にエアエクスプレス企業として最初に中国市場に参入し、1986年にDHLシノトランスを設立しました。そして、2005年の中国ロジスティクス市場の幕開け以来、ネットワークとサービスの大幅な強化を図ってきた。

DHLシノトランス本社概要
総面積28,000㎡
総床面積41,650㎡
オフィス面積20,000㎡以上
倉庫面積5,400㎡
高さ(全9階建て)41.5m
駐車台数221台
耐用年数50年
コンピュータールームやコールセンター個別指導室などの最先端のトレーニング施設を配備した研修センター(全37教室)が入っています。研修センターの総面積は1,100㎡。
.2019年までに総面積5,000㎡、座席数1,000席のコールセンターを開設予定です。
.総面積260㎡のITセンターを配備します。
.総面積5,400㎡のエクスプレスロジスティクスセンターとオペレーションセンターを開設します。

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