UPSは、複雑な国際輸送手続きのオンライン化、簡素化に焦点を当てた新技術を発表した。
中小企業向けサービスの「MyUPS」については、’ups.com’上の機能を強化。登録した顧客であれば、トラッキングなどの国際輸送情報に即座にアクセスできるようにした。
国際取引上の決済については、ことし7月からクレジットカードを使用できるようにする。請求書送付先についても、いくつかのオプションを用意して、例えば、運賃と関税と税金のそれぞれの支払い者を別々にするなどの方法を選択できるようにした。
大企業荷主による小口貨物の輸出入管理に関しては、最新式の貨物情報システム「クワンタム（Quantum）・ビュー・マネージ」の利用可能国を23カ国（16言語）から31カ国（20言語）に増やし、通関作業などを迅速化させている。
また、ことし7月から12月にかけて、「クワンタム」の輸入用システムについて、利用可能国を増やす。追加されるのは、豪州、オーストリア、ベルギー、カナダ、ドイツ、日本、韓国、中国など世界の主要国。同じく7月からは、「インポート・シップメント・ディテール」を使って、1年以内の輸入データを閲覧できるようにする予定。（翻訳）
