日産ディーゼル工業（株）は、世界で初めて策定された重量車燃費基準に、大型トラクタ「Quon」GKシリーズ（ＧＥ13ＴＣ型エンジン・12段トランスミッション搭載車）を国内で初めて達成させ、6月12日より発売する。
今回発売する、重量車燃費基準達成車は、車載用の排出ガス浄化システムとしては世界初の尿素SCRシステム「FLENDS（フレンズ）」を搭載し、燃費の向上を実現して重量車燃費基準を達成するとともに、平成17年（新長期）排出ガス規制にも適合している。
重量車燃費基準は、「エネルギーの使用の合理化による法律」の改正により（通称：改正省エネ法）、2006年4月1日から施行された重量車に対する燃費基準。2015年度（平成27年度）を基準達成の目標年度とし、トラック・バスメーカーは車両総重量ごとに定められた重量車燃費値の基準達成と、2006年4月以降に販売する新型車について、商品カタログへ燃費値を表示しなければならない。
当社は、今後も尿素ＳＣＲシステム「ＦＬＥＮＤＳ」を搭載した重量車燃費基準達成車を順次発売し、燃費の向上により、地球温暖化の原因であるＣＯ2の削減に積極的に取り組んでいく。
