三洋電機（株）は、中国大連市に、冷熱・コマーシャル機器のコア部品である熱交換器の製造を集約し、一貫生産する大規模熱交換器製造会社を設立する。
三洋電機は、「大連三洋冷鏈」「大連三洋空調機」「大連三洋制冷」の将来の生産量拡大に備え、中国大連市経済技術開発区内に、冷熱機器のコア部品である熱交換器を集約・一貫生産する大規模工場「大連三洋高効制冷系統有限公司」を新設する。
新会社では、高効率・厳密な品質管理の製造方式を導入することで、低コストかつ高品質な部品をジャストインタイムで供給する。
新会社は、熱交換器に加え、外部加工委託している部品についても内製化し、熱交換器の素材、部品の一括購入によるコストダウンが可能となり、商品のコスト競争力が更に強化される。将
来的には外部からの受託生産も予定している。
一方、現工場は、熱交換器を生産していたスペースが有効活用でき、製造（組立）に特化集約する事で、今後の中国市場のニーズ、需要拡大に迅速な対応ができる体制を目指す。
今回設立する熱交換器工場は、2006年7月より工場の建設工事を開始し、翌2007年4月の生産稼動を予定している。敷地面積40,900m2、建物面積22,176m2、総投資額は200百万人民元（約28億円）となる見込です。初年度2007年度は22万台、2011年度には2007年度比3.2倍の70万台の生産を予定している。
