行政、自治体、業界団体、民間企業の京浜港の関係者が協働で、京浜港の国際競争力の強化に向けたあらゆる課題に取り組むため、京浜港物流高度化推進協議会を6月7日、設立した。
協議会では、「京浜港物流高度化行動計画」を策定し、京浜港全体の物流の効率化・国際競争力の強化に向けた共通の目標を確認するとともに、行動計画に基づいた取組みの実施、進捗状況のフォローアップなどの取組みを協働で行なっていく。
京浜港物流高度化行動計画（案）の施策は下記のとおり。
（1）港湾管理者の港湾諸料金の見直し
（2）公社ターミナルの貸付料の見直し
（3）特定国際外貿コンテナ埠頭における運営の一体化・効率化
（4）コンテナターミナルのヤードの拡充
（5）次世代荷役システムの開発
（6）京浜港共同デポの運用
（7）コンテナ横持ち手段の多様化の推進京浜港間のはしけ輸送などの拡充
（8）超大型コンテナ船対応のコンテナターミナル（－１６ｍ級）の選択的整備
（9）超大型船対応の航路整備と維持管理
（10）ゲートの２４時間オープン
（11）質の高い港湾サービスを確保するための労働環境の向上
（12）東京湾外からの内航フィーダー輸送の活性化
（13）東京湾内におけるはしけ輸送網の充実東京湾各港間におけるはしけ輸送の実施
（14）港湾諸手続きにおける国際標準化とワンストップサービスの実現
（15）ＩＴ化による出入り管理の効率化
（16）京浜港背後の道路網の充実
（17）コンテナターミナルのゲート周辺の渋滞の軽減
（18）京浜港への物流負荷の軽減
（19）海上コンテナの鉄道輸送の拡充
（20）港湾ロジスティクハブの形成
（21）内貿ユニットロード輸送の充実
（22）幹線道路における海上コンテナ輸送のボトルネックの解消
（23）高速の国際ＲＯＲＯ輸送の実現
