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大王製紙/塗工紙生産設備新設

2006年06月15日/未分類

大王製紙(株)は6月14日、オンマシンコーター(塗工機)新設と、併せて雑誌古紙処理設備および新聞古紙処理設備等を着工した。平成19年8月運転開始に向けて工事を進める予定で、設備投資金額は総額470億円。

近年輸入紙の増加が進んでおり、昨年は塗工紙分野で国内需要の約8%にあたる年間55万トンが輸入され、最新設備による中国やヨーロッパの製品と競争できることを目指して、最新の製紙技術を導入したオンマシンコーターを新設する。

新設設備は、軽量化という時代のニーズに対応して米坪範囲が38g/m2から80g/m2までのコート紙および微塗工紙を生産する計画で、古紙配合率を高めるため、長年のノウハウを結集した雑誌古紙処理設備(450トン/日)を増設して、新設オンマシンコーターで使用する。

新設オンマシンコーターで生産する紙に必要な原料は、天然材を一切使用せずFSC認証された自社植林の南米チリ材(植林木チップ)とリサイクルした雑誌古紙を使用して、環境面に特に配慮した原料で全て賄う。

雑誌古紙処理設備の増設に併せて新聞古紙処理設備(350トン/日)も増設し、塗工機完成にあわせて新聞用紙を増産する体制も整える。

新設する生産設備の概要
生産品種:コート紙、軽量コート紙、微塗工紙
塗工紙生産設備
設備名:新10号抄紙機(N10マシン)、オンマシンコーター(フォイトペーパー社製)、(ワイヤー幅8,100mm、運転速度毎分1,800m)
月産能力24,000トン

パルプ製造設備
雑誌古紙処理設備:月産能力13,500トン
新聞古紙処理設備:月産能力10,500トン
運転開始:平成19年8月
設置場所:大王製紙(株)三島工場(愛媛県四国中央市)
設備投資金額:470億円

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