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佐川急便/2006年3月期決算

2006年06月26日/未分類

佐川急便(株)の2006年3月期決算概要(連結)は、下記の通り。

売上高は、8,243億46百万円(前期比5.4%増)、営業利益390億53百万円(6.5%増)、経常利益347億46百万円(11.7%増)、当期は、56億68百万円の損失。

連結対象子会社は、佐川物流サービス(株)、佐川グローバルエクスプレス(株)、佐川ギャラクシーモータース(株)、佐川サポートサービス(株)、ギャラクシーエアラインズ(株)等32社。

なお、2006年3月期は、所有不動産の証券化ならびに減損会計早期適用による特別損失を363億円計上した。

宅配便「佐川急便」取扱個数の総数は、9億9,309万4千個(5.2%増)で、そのうちe-コレクトサービス6,991万7千個(31.3%増)、飛脚クール便2,834万4千個(10.2%増)、時間帯サービス3,295万5千個(30.4%増)、メール便5億322万冊(82.8%増)。

主力商品に成長した「e-コレクトサービス」事業は、新設した佐川フィナンシャル(株)に営業譲渡し、拡販に努めた結果、取扱い決済金額は前期比20.8%増加の8,858億円と引き続き好調を持続、メール便の取扱い冊数も前期比82.8%増加の5億322万冊となった。

輸配送面は、2005年11月、関西地区に大型中継センター「八幡センター」を、2006年2月に関東地区で「Tokyoビッグベイ」を稼動させ、物流の効率化並びに品質の向上に取り組んだ。

貨物航空キャリア事業を目的にギャラクシーエアラインズ(株)を2005年5月に設立し、新たな事業展開に向け着実に準備を進めるとともに、インドネシア、台湾に現地法人を設立するなど海外事業展開にも積極的に取り組んだ。

一方、国際営業部を佐川航空(株)に統合し社名を佐川グローバルエクスプレス(株)に改称、佐川自動車工業(株)と佐川車体(株)を合併し佐川ギャラクシーモータース(株)に社名変更、幹線路線5社を合併・統合し佐川ギャラクシーハイウェイズ(株)とするなどグループ内の事業再編を行い、総合力を最大限に発揮できる体制の構築に努めた。

その結果、2005年度の宅配便取扱個数は9億9309万4千個と前期比5.2%増加し、当期の売上高は7,574億40百万円と前期比4.0%の増収となった。

利益面は、燃料費の高騰に加え外形標準課税の計上と賞与引当金の増加などにより営業利益は334億22百万円となり、前期に比べ0.8%の微増にとどまり、これに営業外損益を含めた経常利益は294億76百万円となり、前期比5.3%の増益。

しかしながら、資産効率の向上を目的に保有資産の一部を証券化したことに伴う固定資産売却損、並びにグループ各社で減損会計を早期適用したことによる子会社株式評価損などを計上したため、87億24百万円の当期純損失となった。

2006年度は、更に強固な経営基盤を確立し当社グループの真の企業価値を創生するため「経営戦略策定・管理機能」と「執行機能」を明確に分離した純粋持株会社、SGホールディングス(株)を2006年3月に設立した。経営のスピードを高め環境の変化へ革新的に対応し、更には事業会社の評価、経営資源の有効配分など、コーポレートガバナンスを一層強化して、宅配便事業をはじめ既存事業の拡充と新規事業領域への進出も視野に入れ着実に対応する。

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