アスクル（株）は、商品配送時間の問い合わせに迅速、適切に答えるため、配送サービスシステム「シンクロカーゴ（SYNCHROCARGO）」を開発した。2006年9月21日より東京23区から稼動を開始し、その後順次全国展開を目指していく。
「シンクロカーゴ」は、アスクル商品の配送状況を、アスクルと配送パートナーでリアルタイムに共有し、配送サービス、品質、運行効率等の更なる向上を図っていくコラボレーションのシステム。
顧客に届ける商品の配送情報を配送パートナーと情報共有することで、商品配送時間の問い合わせに、迅速に、適切に答えることが可能になる。
配送パートナーのドライバーは、ハンディ端末を携帯し、集荷、配送毎に輸送状況を端末に登録、データセンターへの報告（通信）を行う。
ハンディ端末に登録された配送情報は、携帯電話のBluetooth機能を活用してデータセンターのサーバーへデータ送信され「シンクロカーゴ」へリアルタイム更新される。
「シンクロカーゴ」は、システム開発・保守を日本ヒューレット・パッカード（株）、ハンディ端末のシステム開発および供給をカシオ計算機（株）、携帯電話端末機供給を（株）エヌ・ティ・ティ・ドコモの協力により稼動開始に至った。
「シンクロカーゴ」は、アスクルが目指してきた「e-プラットフォーム」の一環であり、2006年１月より稼動を開始した新CRMシステム等と連携し、情報共有の自動化・リアルタイム化を図ることにより、アスクルサービスの品質向上とさらなる効率化を推進する。
なお、「シンクロカーゴ」についてはビジネスモデル特許出願中。
