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アイティフォー/三愛260店舗が「閉域IP網」でネットワーク構築

2006年07月18日/未分類

(株)アイティフォーは、銀座三愛で有名な婦人服の(株)三愛の全国260店舗と物流センターを結ぶ統合ネットワークを構築した。

構築には低コストでありながら、高いセキュリティと安定性に優れた「閉域IP網」という方式を採用。7月中旬に80店舗からネットワーク化を初め、9月には260の全店舗において稼動を開始する。

ネットワークの構築は安定性やセキュリティを求めると専用線のように高額の使用料が必要となり、低コストを求めるとインターネットVPNのようにセキュリティに不安が生じる。

アイティフォーが構築した閉域IP網は、低コスト、高セキュリティ、そして高い安定性の3つを同時に実現する最新のネットワークシステムで、260箇所に及ぶ統合ネットワークを閉域IP網で構築することは小売業において、業界最大の事例。

各店舗間のネットワーク回線は次のように結ばれ、各店舗からの足回り回線はNTTの地域IP網を使用し、バックボーンとしてのネットワークには閉域IP網を使用。

閉域IP網の中ではあたかも専用線のごとく、三愛専用のバーチャル(仮想的)なネットワークで接続されます。他店舗への接続は、再度NTTの地域IP網を使用し、閉域IP網はIP-VPNとインターネットVPNの両者の長所を持ち合わせている。

三愛はこれまで、INSの64kbpsを使用し、データ通信が必要な時のみ、ダイアルアップ方式でPOS(販売時点情報管理)データなどのやり取りをしてきたが、クレジット処理やポイントシステムのデータなどをリアルタイムで処理するために、低コストで高セキュリティなネットワーク構築を模索してきた。

今回のネットワーク構築費用は機器費用を含めて2,000万円。閉域IP網の使用料は月々300万円。この金額には24時間態勢のネットワーク障害監視サービスが含まれる。

アイティフォーでは今後1年間で閉域IP網によるネットワーク構築を10社、5億円の販売を目指す。

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