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キーコーヒー/東北工場と物流センター改修

2006年07月31日/物流施設

キーコーヒー(株)は、東北工場(宮城県仙台市)と併設する物流センターのリノベーション、改修工事に着手した。工期は平成19年3月末までの予定で、これにより全工場のリノベーションが完了する。

昭和61年に操業を開始した東北工場は、東日本エリアにおけるレギュラーコーヒー生産拠点として関東工場を補完するとともに、原料用コーヒーの主力工場として稼働してきた。

今回のリノベーション、改修工事は他工場と同様に競合他社の追随を許さない技術と品質保証体制の強化を図るのと併せ、包装設備を拡充して、家庭用製品の製造に対応するため、改修を行うもの。

また、生豆倉庫と物流センターの増床を行い、生豆保管や製品保管スペース不足の解消と物流機能強化を図る。

工場では衛生区分ゾーン強化により衛生管理機能の向上を図るとともに、工場は包装室を拡張して家庭用製品や新製品に柔軟に対応できるようにする。

物流センターは従来の2倍に拡張、製品保管能力向上と物流機能の強化し、生産効率の向上による人件費の削減、中間業者や外部倉庫への運賃、保管料などのコスト削減を図る。

工事の概容
①衛生管理機能強化
工場・物流センター内を明確に4つの衛生区分ゾーンに分け、工場棟内を陽圧化し、外部からの埃や虫などの侵入を防除。粉砕機室・仕込室に空調を完備する。あわせてサニタリールーム、パスボックスを新設し、衛生管理を徹底する。
②包装室の拡張と包装機の集約
③原料用充填室の設置と物流センターへの自動搬送ライン設置
④生豆倉庫増床による生豆保管能力の向上
⑤物流センター増床による製品保管能力の向上

総投資額1,238百万円

改修後の東北工場/物流センターの概要
所在地:宮城県仙台市泉区明通3-17
敷地面積14,088㎡焙煎能力9,500t/年間
建築面積6,581㎡(2,844㎡増)粉砕能力10,080t/年間
延床面積9,637㎡(2,914㎡増)
・1999年9月ISO14001認証取得
・2002年12月ISO9001(2000年度版)認証取得

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