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イオン東北RDC/竣工、延床面積7万㎡

2006年08月07日/物流施設

センコー(株)は、昨年10月より、宮城県大和町において、流通大手のイオン(株)グループ向け物流センター「イオン東北RDC」の建設を進めてきたが、8月4日に竣工し、8月28日より運営を開始する。

イオングループの東北エリアの物流については、これまで、イオンの統合物流ネットワーク計画の出発点となった「イオン仙台RDC」において、2001年6月より、センコーがセンター運営を行っていた。

今回は、グループ企業のセンター利用や新規出店による取扱物量の増加に伴い、機能拡充が必要になったため、設備能力を増強した物流センター「イオン東北RDC」を新たに建設し、引き続き、センター運営を行うこととなった。

センコーでは、昨年7月より「イオン北海道RDC」の運営を行っており、北海道・東北エリアにおける一段の物流強化に携わることとなる。

イオン東北RDCは、延床面積約7万㎡と大規模で、自動倉庫から出庫されるパレットに積み付けられた商品を、自動的に搬送ラインへ取り卸すことのできるデパレタイザーを3基設置するなど、センター内の物流業務の自動化、省力化を重視したシステム設計を行っている。

同社は、2006年度内に、海外を含め、8拠点、延べ22万㎡の物流センターを立ち上げる計画としており、今回が4件目の拠点。

施設の概要
名称:イオン東北RDC
所在地:宮城県黒川郡大和町松坂平6-1
交通アクセス:国道4号から約4km、東北縦貫自動車道大和ICから約2km
敷地面積:74,447㎡
建物構造:鉄骨造2階建て ※自動倉庫棟を併設。
延床面積:69,956㎡ ※自動倉庫棟換算面積含む。
接車バース数:152台
主な設備:自動倉庫(10,000パレット格納)、デパレタイザー(3基)、ソーター(133シュート)

機能:
(1)常温RDC機能
生鮮品を除く商品を在庫し、東北エリアの店舗へ出荷する。商品回転率の速い商品の保管と、クロスドック・センター(機能)を経由して、店舗へ商品を供給する機能。

(2)常温XD機能
生鮮品を除く商品の荷受・店別仕分を行い、東北エリアの店舗へ配送する。商品の在庫保管機能は有さず、RDCなどからの供給商品と所在エリア商品の荷受・店舗別仕分を行い、店舗へ商品を配送する機能。
対象店舗:東北6県イオングループ各店
起工:2005年10月17日
竣工:2006年8月4日
稼動:2006年8月28日


竣工したイオン仙台RDC

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