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アイログ/独大手化学企業の生産計画システムに最適化ソフトウェア導入

2006年08月28日/未分類

アイログ社は、ドイツに本拠を置く世界的な大手化学企業であるBASFAGが、市場をリードするアイログの最適化製品を採用し、欧州のスチレン系ポリマー・プラスチック製造における生産計画を柔軟かつリアルタイムに実現するシステムを構築したと発表した。

最適化技術を用いたアイログのプランニング(業務計画作成)/スケジューリング(詳細な工程計画作成)ソリューションを活用することで、より需要に即したプラスチック生産が可能になると同時に、生産計画の策定が従来の2倍から3倍速くなった。

最適化製品は、「有限的なリソース問題に対して最適解を導くプログラム」開発用エンジン。業務の目的(コスト、時間、納期等の最小化)に応じ複数かつ複雑な制約を鑑み最適な解を迅速に導き出す。

スチレン系ポリマー製品は、汎用プラスチックとして自動車、コンピュータ用ケース、プリンタ、CDケースその他さまざまな製品に利用されています。BASFは市場のニーズに合わせた生産と供給を実現する生産計画ソリューションを求めてた。

BASFは、本社であるドイツのルートウィヒスハーフェン、ベルギーのアントワープ、スペインのタラゴナの3か所の工場でスチレン系ポリマー製品を生産している。

アイログの最適化技術を基盤としたソリューションを導入する前は、非常に細かい表計算ソフトウェアを利用して、手動で生産計画と最適化を行っていた。

必要人員、段取り換え時間、新しい生産枠に必要な準備時間、複数の生産工程の同期など様々な制約条件を考慮し、各工場でのそれぞれの製品の生産量を算出していた。しかしBASFは顧客の需要と生産量をより的確に合致させ、生産計画作成プロセス全体の迅速化をはかるため、アイログの最適化製品を採用して生産工程と緊密に統合された生産計画システムを構築することにした。

新開発の統合生産計画システムは、生産計画と生産プロセスを効果的に同期させるため、アイログのプランニング/スケジューリング向けソフトウェアとSAPのAdvanced Plannerand Optimizer(APO)ソリューションが組み合わせて使用されている。

これにより生産計画担当者の計画作成が迅速化したほか、生産量がより顧客の需要に合致するようになった。また同システムは、在庫量の削減と在庫費用の低減に貢献すると同時に、BASFの即納体制の強化にも大きな役割を果たしている。

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