コニカミノルタオプト(株)は、光学デバイス製品を中国上海市の独資会社「コニカミノルタ光学儀器(上海)有限公司」にて8月31日付にて、正式に生産開始した。
コニカミノルタ光学儀器(上海)有限公司は、1994年10月に設立され、フォト・カメラ事業の事業会社であるコニカミノルタフォトイメージング(株)の傘下で、カメラ等の生産活動を行っていた。
コニカミノルタのカメラ事業終了決定に伴い、同社の長年培った光学製品の生産ノウハウをグループ内にて有効活用するため、コニカミノルタオプト(株)への譲渡に至り、今後は、コニカミノルタオプト(株)の傘下で中国における新生産拠点として機能している。
コニカミノルタの戦略事業である、オプト事業は、その成長性も著しく、中国での新たな生産拠点を必要としていたが、今回の譲渡によりコニカミノルタオプト(株)の中国国内における生産拠点は、1994年に設立した大連市のコニカミノルタオプト(大連)有限公司と合わせ2ヶ所となる。
大連市にあるコニカミノルタオプト(大連)有限公司では、引き続き、ガラスレンズ加工と各種レンズの生産を行い、コニカミノルタ光学儀器(上海)有限公司と合わせ、光学デバイス製品の中国生産体制を確立していく。
コニカミノルタ光学儀器(上海)有限公司の概要
本社所在地:中国上海市松江区美能達路368号
設立年月日1994年10月
資本金14百万USD(100%コニカミノルタオプト(株)出資の独資会社)
代表者董事長杉崎継雄(非常勤)
総経理綾城啓次
売上規模200億円強/年間(予測)
総従業員数約2900名(正従業員及びパート・アルバイト)
主な事業:携帯用マイクロレンズ、デジタルスチルカメラ用レンズユニット、プロジェクタ用エンジン、プリズム等の生産