コニカミノルタオプトは11月29日、液晶偏光板用保護フィルム「TACフィルム」事業の生産増強として、建設を進めていた兵庫県神戸市の神戸サイトに5つ目の専用工場（L5工場）が竣工したと発表した。また、需要増に対応するため、同建屋内に新生産ライン（L6）を増設することを決めた。
竣工したL5工場は2006年7月に着工し、投資規模は総額で約140億円、生産能力は年間約5000万㎡。増設する新生産ライン（L6）の投資規模は約120億円、生産能力は年間約5000万㎡で、2008年夏に竣工する。
現在、同社の神戸サイトでは、2000年3月に竣工したL1工場、2002年11月に竣工したL2工場、西神サイトに2005年9月に竣工したL3工場、2006年9月に竣工したL4工場がTACフィルムの専用工場として稼動中。L5工場の稼動によりTACフィルムの生産能力は、5工場を合わせると年間約1億7000万㎡となる。
第6ラインの稼動後は、TACフィルムの全生産能力が約2億2000万㎡となり、伸びる液晶ディスプレイ需要に対応する生産能力を確保する。
新工場（L5工場）の概要
建設地：兵庫県神戸市西区高塚台1-5-3
投資規模：約140億円
延床面積：約7000㎡
生産品目：液晶偏光板用保護フィルム「TACフィルム」
生産能力：：年間約5000万㎡
竣工：2007年11月
新生産ライン（L6）の概要
建設地：兵庫県神戸市西区高塚台1-5-3（L5工場内）
投資規模：約120億円
生産品目：液晶偏光板用保護フィルム「TACフィルム」
生産能力：年間約5000万㎡
竣工：2008年夏
