王子製紙(株)は、富岡工場(徳島県阿南市)に500億円を投資し、2008年末を完成時期として年産能力350千Tの薄物塗工紙生産設備を新設する。また、新設備の稼働に伴い、富岡工場の抄紙機6台(年産能力300千T)の停機を予定している。
今回の富岡工場のスクラップ&ビルド計画の実施により、課題としていた最新鋭設備導入による構造的コストダウンを実現することが可能となる。
なお、富岡工場においては塗工紙生産設備の新設に先立って、古紙リサイクル設備の増強と新エネルギーボイラの導入を決定しており、これらの設備投資により富岡工場は塗工紙生産工場としてコスト競争力を持つ工場となる。
新設備の概要
設置場所:王子製紙(株)富岡工場(徳島県阿南市)
完成時期2008年末
生産品種:軽量コート紙、微塗工紙
設備の形式:オンマシンコーターワイヤー幅10M
生産能力年産350千t
投資額500億円
停機する設備:富岡工場抄紙機6台年産300千t