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丸紅/タイ国レムチャバン港における新設コンテナターミナル買収

2006年11月06日/未分類

丸紅(株)が(株)上組との合弁で出資しているタイ国イースタン・シー・レムチャバン・ターミナル社(Eastern Sea Laem Chabang Terminal Co.,Ltd.、以下:ESCO)は、1991年よりタイ国レムチャバン港においてコンテナターミナルの運営を行っているが、同社の関連会社がタイ港湾局から新ターミナル建設・運営を受託したLCMT社の株式90%を取得することで、合意にした。総投資額は37億バーツ。

新規に建設されるターミナル(2バース)は全長約590m、ガントリークレーン5基等の設備を備え、2007年4月に開港する予定。

レムチャバン港はタイ最大のコンテナ取扱港で、現在ESCO社は関連会社と合わせ、同港においてコンテナターミナル2社(2バース、全長660m)の運営を行っているが、今回の買収により現在同港で運営中の10バースの内、合計4バース(全長1,250m)の運営に携わることとなり、取扱能力は現行対比約75%増の約2.5百万TEU(レムチャバン港全体の取扱能力に占めるシェア:38%)に増加する計画。

新設ターミナルは、ESCO社の関連会社が運営するバースに隣接しており、これらを一体運営することで、港湾作業の効率化と競争力を向上させる事により、対顧客サービス力の強化を目指す。

丸紅は1990年以降、海外でのコンテナターミナル運営事業に商社としては唯一本格参入しており、これまで市場、及び顧客から評価を獲得しています。現在、3ヶ国(4ターミナル)で、約190万TEUの取扱実績(2005年度実績)を保有している。

中国を中心とする世界規模での堅調な荷動きを背景に、従来の在来タイプの貨物に比べ取扱いが平準化されており、且つ安価なコンテナ輸送は年々利用率が増加しており、これに伴いコンテナ輸送に対応する港湾設備であるコンテナターミナル市場は今後も継続拡大すると見込まれている。

丸紅は斯かる市場への対応に注力するため、2006年4月に、物流企画営業部内に専門チームを分離独立させ、同事業の運営・新規開拓を推進している。

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