LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

キリンビール/メルシャンを公開買い付け、生産・物流共同活用

2006年11月17日/未分類

キリンビール(株)は11月16日、メルシャン(株)の普通株式6700万株(発行済みの50.12%)を株を公開買付けにより取得し、酒類事業に関する業務提携を行うための契約を締結する。

両社は、酒類事業における連携を通じて酒類業界の各分野におけるナンバーワンあるいはそれに準じる地位を獲得するため業務提携を行うことについて合意し、業務提携の実効を高めるために、キリンビールによる対象者株式67,000,000株(発行済株式総数の50,12%)の本公開買付けによる株式の取得についても合意した。

今回の業務提携により、両社は国内最強の総合酒類グループを目指し、両社の強みを活かし、最大限のシナジー効果を確保することを基本に据えて、両社の酒類事業の各分野について、業界においてより競争優位の地位を持つ、またはその可能性が期待できる方に一本化し、各分野での成長と効率・収益性の改善を図る。

まず、キリンビールのワイン事業はメルシャンに集約・一元化し、メルシャンは国産と輸入ワインの製造・調達・販売のトップ企業を目指す。

一方、焼酎事業及びRTD(低アルコール飲料)事業については、キリンビールに集約し、メルシャンの経営資源を活用し、焼酎事業の拡大と、RTD分野の強化を図る。

さらに、両社で保有している生産・物流拠点、あるいは量販・業務用市場でのマーチャンダイジング活動などの広範囲にわたる効率的な活用を実現する。

人材についても、雇用維持を基本に、積極的な相互人事交流を進め、人材活用を強化するとともに、従業員が新たにチャレンジできる機会を増やす。

業務提携契約の締結と合わせて、公開買付けを実施するが、その狙いは、第一に、単なる業務提携契約ではなく、資本関係を結ぶことにより両社の業務提携を確固たるものにし、今回の提携の効果及び両社の収益向上をスピーディーに実現する。

第二に、メルシャン社の発行済み株式の過半数を取得することによって、酒類販売免許の条件緩和申請を経て、両社の生産・営業活動の相互連携をよりスムーズに実施することができるため。

対象者株式の買付けを67,000,000株(発行済株式総数の50.12%)とする理由は、メルシャンとメルシャンブランドの独自性を保ちつつ、両社の強みを最大限伸ばしていくためとしている。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース