(株)パイロットコーポレーションは、グループの生産拠点の再編計画を発表した。
同社は、現在、シャープペンシル等の筆記具製造を主力とするパイロットプレシジョン(株)を、今後、経営統合し、生産工場を、平塚工場(所在地:神奈川県平塚市)に拠点統合し、同地域に所在するグループの生産拠点を集約する。
これにより、本再編計画の目的であるコスト競争力と技術開発力の向上を一層推進し、コーポレート・ガバナンスと企業価値の向上を目指す。
併せて、平塚工場と伊勢崎工場(所在地:群馬県伊勢崎市)と東松山事業所(所在地:埼玉県東松山市)との連携強化も図るなど、生産効率化と経営の合理化を一段と進める。
計画の概要は、今後、パイロットプレシジョンと経営統合し、パイロットプレシジョンの本社(田村)工場と東豊田工場の各生産機能を平塚工場に集約。これにより、同地域における生産機能の効率化を推進して、品質管理、コスト競争力を高め、技術力の融合による商品開発力を強化するなど、企業価値の最大化を図っていく。
再編計画達成の時期は、3年以内を目処に、可能な限り早期の実現に努め、経営統合後の2工場(パイロットプレシジョンの本社(田村)工場と東豊田工場)の有効的な活用方法は、今後、具体的に検討を行なっていく。